シェイクスピア様ご乱心@中野ザ・ポケット観劇、中野駅北口散策

 12月22日は東京・中野で舞台、晩餐ヒロックス「シェイクスピア様ご乱心」を観劇✊

中野ザ・ポケット前

 ”ある座組がシェイクスピアの幻の新作で舞台を作る過程”を描いた作品で、とても面白く、感想はツイッター #シェイクスピア様ご乱心 でも色々とあがってあるが共感するところ多し。私としては、この物語上のシェイクスピアの舞台、話題性とコネがあり外見上は成功条件を満たしているようで実はハリボテ。しかしこの座組の面々が、何とか自己実現の花を咲かせようと各々に種を巻いて、苦心しているうちに、それがひとつの舞台の姿として形成しそうだという話。私は言葉で伝えるのが下手であるが「シェイクスピア様ご乱心」ではそこが上手に描けていて良かった!ものごと条件次第で結果は先に見えてるものだと、考えがちあったが肝心なのはそういうことではないと思い改める。

劇団員小田龍哉さんの作った人物相関図。とても役に立った。
古賀成美さんの写真をもらった

 それで、古賀成美さんの出演する舞台は、昨年の東京印公演vol.19「one cup of rice」以来。たまたま両方とも劇場が中野ザ・ポケット。余程縁があると思い、今回は中野を中心にぷらぷらした記録を残す📸

京都駅前10分の1サイズ羅城門

 早朝に着いたは良いが、目的まで時間が余り、店もほとんど開いてない、深夜バスの宿命。新宿は前回ぷらぷらしたので、今回はとすぐに劇場のある中野へ移動。

新宿バスタ横ペンギン広場より

 行きはJR深夜バス、帰りは新幹線自由席による移動。平日のバスは席を選ばずとも良かったと思うほど空席。深夜バスだが、最初のSAに停まるまで蒸し風呂のように暑く、深夜バスの中で脱水症状で果てたら恥ずかしいなぁなど考えるに至るも、割に良く寝られて翌日も結構元気に過ごす。

中野セントラルパーク

 まずはマクドナルドで腹ごしらえと時間つぶし。せっかくだから土地のものを食べたいという気持ちは起こらず、そう思いつつ朝限定のなんとかマフィンを注文。マクドナルド前の広場は本当は中野セントラルパークと云う名前で、大都会東京にはこうした閑散として居座れる公園がぽつぽつとある。ここは陸軍中野学校跡地であるから再開発の結果がこう整然としたのだろうか。この日は寒く、どうやら風が吹き抜けやすいこの地。気候が良ければ学生さんの憩いの場となるのか。キッチンカーも出店していた。近い場所にある大型複合施設中野サンプラザは経営難に陥り、現在工事中の区画と合わせて再再開発の予定がある。同じ北口でもこの辺りと後にぶらつく商店街や中野ブロードウェイとは異なるもの。

哲理門

 次にちょっと歩いて向かったのが哲学堂公園。東洋大学創立者の井上円了が作ったという、朝8時からやってる公園。朝から無料で散歩できる公園ではあるが、哲学者が作ったんだなぁというこだわりがちらほら。

偉人オールスターズ

 もっとも私は哲学など分からないのだから、それらにいちいち書いてある哲学的な説明をいちいち時間をかけて読んで歩く。広く、道がくねくねしていて、もちろん座って本を読める場所もある。

妙正寺川第一調整池

 妙正寺川の向こうのマンションは、増水時にはこの一階部分に水を逃す仕組みだそうで、秀吉の水攻めにも耐えられそう。哲学堂公園まで来た甲斐あり時刻は10時を回る。


 いくつかの商店街を通り、駅方面へと戻る。まずはバス同士がすれ違う度に片方が止まらなければ通れない商店街。高齢者の足だろうか。

中野芸能小劇場

 次は有名な中野ブロードウェイを目指す。その西の脇道の駐輪場が壮観。実際中野ブロードウェイの地下には自転車の数に比する量のお客さんが生鮮食品や日用品を求めていた。脇道の途中にあったのが中野芸能小劇場。こうした場所でさん喬が毎月独演会をするなどは羨ましい東京の風景。

中野ブロードウェイ

 中野ブロードウェイの大きな床面積を占めるマニア向け専門店「まんだらけ」は午前中シャッターを閉めていた。それでも歩けば楽しい空間。


 外へ出て東の路地へ入ると飲食店街。空腹でないので素通りするも、選び甲斐のありそうな店々。

 その後、南口の中野ザ・ポケットへ行く道中もいろいろあれど略す。前回東高円寺から劇場へ行った際も商店街を通った。中野は数多くの商店街に囲まれている。デパートやスーパーのチェーン店もあり、大規模な再開発も進められているのだが、商店街が主役の座を失っていない中野駅前の姿は、日本らしい駅の姿よりいくらか個性がある。デパートや家電量販店が主役の駅も便利で良いのだが(実際帰りは東京駅に途中下車して買い物)、いつもと違う街で時間をつぶすには中野が良かった。


 帰りは疲れを残したくないので新幹線。東海道中膝栗毛を読む。泉鏡花が旅へ出る時に持ち歩いた愛読書で、それに倣った。Kindleで読みやすそうなのは講談社のこれくらいだが、ところどころ表現を変えている点は気に入らない。


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