東京→渋谷🚲|イケメン戦国 THE STAGE 帰蝶編

    渋谷に舞台『イケメン戦国 THE STAGE 帰蝶編』を観に行った際の旅の記録です。

   出発地は京都。休暇は1日。疲れを残したくないので新幹線による日帰り旅行を選択。
    東海ツアーズの『ずらし旅!日帰り1day 東京』で京都⇔東京の新幹線のぞみ号指定席が20,200円。割引する代わりに色々と制限がつきますよという商品。普通に券を買うと27,300円するので大分良いと思います。
    この『ずらし旅』は、新幹線の往復券に+αで「この中から好きなものを選びなさい」というクーポン付きその中の電動アシスト付き自転車を1日乗り放題できるパスカードを使い、今回は東京駅から劇場のある渋谷まで、道中観光を楽しみながら移動しました🚲
    利用方法を覚書きしておきます。①東京駅or品川駅の東海ツアーズでパスカードを受け取る。②自転車の置いてあるスポット(都内にたくさんあり、ドコモ・バイクシェアのアプリを入れておくと検索が捗る。)へ行き、③「START」を押しパスカードをかざして開錠。使い終わったら④スポットに駐車し施錠後「ENTER」を押して返却。この繰り返しで1日何台も乗り継ぐことも可能。

旅のルート
緑=自転車 青=電車 濃青=徒歩

    正午過ぎ。八重洲南口の東海ツアーズでパスカードを受け取り、外へ出てすぐ見上げれば首の痛くなる東京ミッドタウン八重洲ビル。懐かしいブックセンターには閉店の貼紙。様変わりしつつある駅前を横目に大手町付近のスポットで最初の自転車を拾い、最初に向かった場所は桜田門。有名な桜田門外の変の舞台です。

    門をくぐり満足。先を急ぎます。皇居周辺は道幅も広く路上駐車する車もないので自転車で走るには最高に気持ち良いですね。
    
    警視庁や国会議事堂を眺めつつ、次に向かったのは東京タワー🗼

    初めて来ました(笑) ここら辺は自転車で長居するには不向き。芝公園へ行けばゆっくり出来るのかもしれません。先を急ぎます。

    次の目的地は『らぁ麺はやし田 中目黒店』。美味しいと聞いていたお店。渋谷から近いのでここで昼食をとることに。自転車を付近の駐輪スポットに停め入店。まぜそばを注文。

    う~ん、これはいつ食べても美味しい味!また来ます。

    東京駅→中目黒は自転車移動でトータル1時間20分程度の所要時間。東京駅→渋谷でも同程度でしょう。坂が多く、暑さは堪えるも、電動アシストで疲労感は少ない。使用した電池は10%程度でこちらも余裕有り。23区内を巡るには非常に良い相棒だと再確認しました。
    
    中目黒から渋谷までは近いので徒歩で移動。移動した先で別の自転車に乗り継ぎ出来るのも自転車シェアリングの大きなメリットです。
    目黒川を通り過ぎ、坂を上り、旧朝倉家住宅に立ち寄ります。大正時代に富豪が建てた木造二階建て。昔の日本家屋が都心に残されていることに意味がありそうです。入館料100円也。

    あわよくば縁側で休むつもりでいましたが、ここで休むべからずの標識。先を急ぎます。
    
    GoogleMAPに従い旧朝倉家住宅前の旧山手通りを北西へ。大使館やお洒落なカフェがあり、田舎者の自分にはとても東京らしさを感じます。さすが山手。

    脇道へ入り、狭くくねくねと起伏のある通りを抜け渋谷方面へ。高級車が密に並ぶデザイナーズマンション駐車場にも東京らしさを感じつつ、劇場(伝承ホール)のある渋谷区文化総合センター大和田に到着。開演までまだ2時間30分強。上階のコスモプラネタリウム渋谷へ行きます。

    爆睡(笑) 舞台開演まではまだ時間があり、休憩出来たので東京観光を続けます。ここで近くのスポットで自転車を調達しようとして失敗に気が付きました。上のドコモ・バイクシェア利用方法で書いた④を忘れていたようです。中目黒で自転車返却時に施錠を忘れた為、新しい自転車が借りられない状態になっていました…。徒歩で中目黒に戻ります(笑) 
    無事に自転車を再調達し、旧前田家本邸洋館に到着するも、閉門時間で中の様子は全く分からず。駒場の雰囲気を楽しめたのでヨシ。

    舞台『イケメン戦国 THE STAGE 帰蝶編』を観劇。※ここからネタバレを含みます。
    舞台イケメン戦国シリーズは現代人の水崎舞が本能寺跡地で雷に打たれ戦国時代にワープすることから始まるファンタジー作品で、今回の帰蝶編では帰蝶という過去のトラウマが原因でダークサイドに堕ちた男と、彼の内面的な優しさを知った舞ちゃんが良い仲になって行く物語。ところが舞台を前に帰蝶役の秋沢さんが怪我をされて、身体を動かすことが出来ないとの報。一体どんな舞台になってしまうのか、出演者も相当に追い込まれているだろうと心配でありました。
    オープニングの全員が参加するダンスは、なんかいいぞ~とワクワクするものでしたが、帰蝶はやっぱりそこに参加できない。どのように舞台に参加するかというと、映画の活弁士スタイルで舞台の端にいて、他の登場人物とは面と向かわず客席を向いて、台詞と表情だけで演技をするんですね。この演技が非常に見応えがあって、声と表情だけでこれだけ演技が出来るのかという驚きがありました。こっちも声と表情だけに集中しますから、普段以上に感覚が研ぎ澄まされていたように思います。
    他の役者さんは、目の前に帰蝶がいるかのように振る舞います。これも気迫が凄いので、見てる方も段々とその気にさせられます。役者さん達には不本意な形であったでしょうが、役者さんの凄さを体感する事ができました。
    物語の方は、舞ちゃんが織田信長軍方のスパイとして極悪非道の帰蝶の元へ潜入し、よせば良いのに帰蝶に心を寄せていきます(笑) そして自分は二重スパイだったと偽り、追い詰められていた帰蝶と共に織田軍から命を狙われることに…。そうして死地に赴く舞ちゃんの気丈で切ない姿と、演じる古賀さんの姿が見事にシンクロしたのが、帰蝶と舞ちゃんのダンスシーンでした。これが本当に良かった。チャップリンのノミのサーカスを彷彿とさせる舞台史に残したい名シーンを拝ませて貰いました。

    この後の筋書きは省略しますが、厚く長い拍手と共に幕が降りまして、佐助のごとき素早さで劇場を後に。急ぎ品川駅へ。予定していた新幹線には乗れなかったものの、終電の3分前にホームに到着。無事深夜に帰宅し、翌日はくたくたになって出勤致しました。次は昼のチケットを取ります(笑)
    




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