2019プロ野球ドラフト会議(10/17)。阪神に指名して欲しい選手


2017プロ野球ドラフト会議(10/26)。気になる候捕一覧


2018プロ野球ドラフト会議(10/25)。気になる候捕一覧


2019 ドラフト志望届 高校生


2019 ドラフト志望届 大学生




指名して欲しい選手 ※追記 玉村、紅林 




予想順位投手野手
1位西純矢( 右・ 創志学園) 石川昂弥( 右内・東邦)
外1位河野竜生( 左・JFE西)
2位玉村昇悟( 左・丹生)
坂本裕哉( 左・ 立命大)
森敬斗( 左内・桐蔭学園)
3位前佑囲斗 ( 右・ 津田学園)
浅田将汰( 右・ 有明)
浜屋将太( 左・ MHPS)
4位 藤田健斗( 右捕・ 中京学院大中京)
上野響平( 右内・ 京都国際)
紅林弘太郎( 右内・ 駿河総合)
5位~堀田賢慎(右・青森山田)
小林珠維( 右・ 東海大札幌)
北山比呂( 右・ 日体大)
本田健一郎(右・武蔵大→JFE東日本)
岡野祐一郎(右・東芝)
神宮隆太( 左捕・西日本短大付)
遠藤成( 左内・ 東海大相模)
武岡龍世( 左内・ 光星学院)
山田知輝( 左外・ 東洋大)
高部瑛斗( 左外・国士舘大)
片岡奨人( 左内・ 東日本国際大)
小深田大翔( 左内・ 近大→大阪ガス)
育成小峯新陸( 右・ 鹿児島城西)
林優樹( 左・ 近江)
佐藤一磨( 左・ 横浜隼人)
長岡秀樹( 左内・ 八千代松陰)
木下元秀( 左外・ 敦賀気比)





指名予想



  1. 石川昂弥( 右内・東邦)

  2. 坂本裕哉( 左投・ 立命大)

  3. 前佑囲斗 ( 右投・ 津田学園)

  4. 上野響平( 右内・ 京都国際)

  5. 藤田健斗( 右捕・ 中京学院大中京)

  6. 山田知輝( 左外・ 東洋大)

  7. 堀田賢慎( 右投・青森山田)

  8. 林優樹( 左投・ 近江)




阪神の”野手”ドラフト傾向(2008 統一ドラフト以降)




1位2位3位4位5位6位7位
2008大学大学
2009大学大学高校
2010高校大学
2011大学高校
2012高校社会大学
2013高校大学大学
2014大学高校
2015大学大学大学
2016大学社会大学
2017大学大学
2018社会高校社会



※内訳


社会 4
大学 16(六大6 東都4 福岡3 関甲2 近畿1)
高校 7


捕手 5
内野 11
外野 11




球界傾向(2019打撃ランキング※2019.09.29現在)()内は学歴・ドラフト指名順位




セ日本人本塁打10傑 セ日本人打率10傑 パ日本人本塁打10傑 パ日本人打率10傑
1位坂本勇人(高校)鈴木誠也(高校)山川穂高(大学) 森友哉(高校)
2位村上宗隆(高校)大島洋平(社会) 浅村栄斗(高校) 吉田正尚(大学)
3位山田哲人(高校)糸井嘉男(大学)中村剛也(高校) 荻野貴司(社会)
4位岡本和真(高校) 坂本勇人(高校)松田宣浩(大学) 銀次(高校)
5位筒香嘉智(高校)西川龍馬(社会) 吉田正尚(大学)秋山翔吾(大学)
6位鈴木誠也(高校) 青木宣親(大学) 外崎修汰(大学) 近藤健介(高校)
7位丸佳浩(高校) 高橋周平(高校) 井上晴哉(社会) 大田泰示(高校)
8位福田永将(高校) 丸佳浩(高校)中田翔(高校) 鈴木大地(大学)
9位西川龍馬(社会)阿部寿樹(社会) 森友哉(高校)西川遥輝(高校)
10位青木宣親(大学)亀井善行(大学)秋山翔吾(大学) 島内宏明(大学)
同率大田泰示(高校)





セ・リーグ チーム成績(※2019.09.29現在)




得点 本塁打打率失策数防御率
巨人1位1位2位3位4位
横浜3位3位5位2位5位
広島4位4位3位4位2位
阪神6位5位4位6位1位
中日5位6位1位1位3位
東京2位2位6位5位6位





考察


見ての通り阪神は攻守ともに野手のレベルが低いが、野手重視のドラフトをすべきであるとは考えていない。どちらも重要である。どちらも重要で、野手について不満がある。今年は特に”野手の指名方針に加えるべき変更・修正”を明確にしたドラフトを期待したい。


以下特に断りがない場合野手ドラフトについての話。


打撃ランキングには高卒選手の名が並び、阪神の指名の表では大卒選手の名が並ぶ。表を更に詳細にすると、高卒の中でも{坂本、村上、山田、岡本、筒香、高橋、森、中田、大田}らは1位指名である。阪神では高卒ドラ1は10年以上存在しない。{山川、外崎、秋山}らは東北の大学だが、阪神には東北の大卒は存在しない。もちろん他の大学チームにも素晴らしい野手はいるが、阪神が大きな金脈から逃げ、貧しい金脈を熱心に掘り返していることは明らかだろう。


2016年からはそれまで全く手をつけてこなかった社会人に凝り始めた。糸原成功の影響だろう。しかし漠然と同じ指名を繰り返す阪神に警鐘を鳴らしたい。薄口醤油をいくら注ぎ足しても濃い醤油にはならない。糸原も木浪も近本もOPS.700程度の選手。貧打線脱却の切り札にはなり得ない。


阪神の指名した大卒野手(16人)の中でも{東京六大学、東都大学野球}のリーグに所属する選手が10人にも上る。「東京の大学リーグだからレベルの高い選手が集まっていて粗い笊で掬ってもいい選手を指名できるはず…」と阪神は考えていると推察する。だからこれだけ偏った指名をしたのだろう。が、この3年間10人の内で規定打席に到達した選手は1人もいない。


ポジション別の内訳も見ると、外野手が驚きの11人指名である。外野手というのはコンバートの利かないポジションと言われる。11年で11人も指名してはさぞ外野手が賑わっているかと思いきや、11年間外野を守っている(いた)のは主に{福留、糸井、金本、平野、マートン}ら移籍補強選手に内野手の{大和}。生え抜き選手はおろかそもそも外野出身の選手が外野のレギュラーを張ることが滅多にないのである。3つもポジションあるのに。今年加入した近本がセンターのレギュラーに定着しそうなのは10年越しの喜びだが、外野手の肩書に価値はなくコンバートも含めてフラットに評価すべきである。


さて今年のドラフトではここまでを踏まえて1位に東邦高校の石川昂弥を推したい。石川には浜風を味方につける右打者の利点もある。志望届の一覧をみても左打者の好打者は多いが右打者はなかなかないない。今年は上位のレベルが高く石川も一本釣りで狙える。今の阪神においてこの機を逃す手はない。投手は2位以降に委ねたい。


1位で石川が獲得出来れば2位は投手。立命館大学の坂本裕哉を推したい。大学成績の特別優れた投手ではないが、四球さえ出さなければプロでも打つのは難しいだろう。亜大時代の高橋遥人に通じる魅力がある。もう1人2位候補に挙げた玉村昇悟は、素質の高さで1位に指名されるのではないか?自分としてはもう少し全国大会などの映像が見たかったが、プロスカウトの評価が気になる選手だ。


3位は前佑囲斗を推したい。今年は3位くらいまで150㎞級の投手が指名できるハイレベルになりそうだが、中でも与田剛並みの肩幅と空振りの奪える直球が魅力で粗削りな投手だ。今年はオリックス4位の山本由伸が3年目でエースに成長した。中位下位で投手の方が自信を持って指名をできるだろう。


4位に推す上野響平は守備のいい遊撃手。大和放出以降内野守備に苦しむ阪神には必要性を感じる選手だ。5位に推す藤田健斗は高校捕手。肩が強く打撃もクセがない。阪神の捕手の年齢層が高くなってきた今先を見据えた指名だ。紅林弘太郎は注目の選手だが体が大きくなれば注目通りの活躍をしそうだ。高校生の野手は割と低い順位に落ち着く傾向があるとみるのでこの順位で出来れば指名したい。


6位に推す山田知輝は現在故障中で試合に出ていない。実績はあまりない。しかも”大学”で”外野手”という避けるべき特徴も持ち合わせている。しかし今年トップレベルの長打力を持つ選手だ。合わせて同じ大学外野手左打ちの片岡奨人も注目候補として名を挙げたい。成績は遠く及ばないが西武の秋山翔吾に似た選手だ。故障もちの山田と大学ローカルリーグの片岡なので6位で指名できたらいいなと願望込みだがもっと早く指名されても仕方がない。


7位に推す堀田賢慎、8位に推す林優樹は共に高校投手。指名順位はやはり願望だが、高校屈指の剛腕掘田に滋賀大会無失点の林、この順位に残っていて指名しない手はない。


他に指名して欲しい選手は上に書いた通り。特に石川を指名しなかった場合戦略は大きく変わるだろう。あと2人特別に名前を挙げるならば岡野祐一郎小深田大翔。どちらも思い入れがあり、どの球団のユニフォームでもとにかくプロの姿を見たい選手だ。


 





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