阪神 2019ドラフト会議の結果と感想


阪神 2019 ドラフト結果(選手詳細・担当スカウト)





×1.奥川恭伸(星稜高)投手 183/84 右右 筒井和也
→1.西純矢(創志学園高)投手 184/88 右右 山本宣史
2.井上広大(履正社高)外野手 187/97 右右 渡辺亮
3.及川雅貴(横浜高)投手 183/74 左左 吉野誠
4.遠藤成(東海大相模高)内野手 178/84 右左 吉野誠
5.藤田健斗(中京学院大中京高)捕手 173/73 右右 熊野輝光
6.小川一平(東海大九州キャンパス)投手 182/80 右右 田中秀太
育1.小野寺暖(大阪商業大)外野手 183/82 右右 渡辺亮
育2.奥山皓太(静岡大)外野手 186/93 右右 吉野誠





12球団ドラフトの感想





今年は1位指名12人中、高校生7人・社会人4人・大学生1人と、近年高校生ドラ1が多い傾向が続いたが特に極端な結果となった。





中でも驚いたのは石川昂弥(東邦・内野手)に3球団が競合したこと。佐々木、奥川の大本命投手2人と同等の評価となった。原因として、傑出した打者の重要性があると考える。打撃ランキングに載る選手は大抵がドラフト1位指名だ。例外は西武ライオンズの選手たちだが、打撃を武器にした西武が2年連続で優勝を果たしたことも原因だろう。一方投手は今年1位で指名しなくとも賄えると考える球団が多いのではなかろうか。





阪神ドラフトの感想





阪神は1位~5位まで高校生という阪神としては 異例のドラフトとなった。"結果として"そうなったというインタビューを記事を読んだが、なんぼでも有力な大学生or社会人を指名することは可能だったはずである。主に大学生or社会人を担当する平塚・葛西・畑山スカウトの担当がなかったことも特徴的。ここまで高校生が多くなった理由は、大卒が多く・高齢化の進む現有戦力(特に二軍)とバランスをとりたかったから?心機一転新しい血を入れたいという思いの強さを感じる。





阪神1位で投手を指名し、2位で野手を指名した。打撃に課題を残すチームとして、この判断は甘いのではないか?私は1位2位ともに投手でも構わないが、野手が欲しいのなら今年1番良い打者を指名して欲しかった。





ただし、2位で指名した井上広大(履正社・外野手)は渡辺亮スカウトが熱心に追っており、その評価は信頼したい。





阪神は今年もまた外野手を3人指名した。内2人は育成指名で大学生である。これまでも毎年のようにたくさん外野手(特に大学生)を指名している。外野手が定着しないから外野手を指名するという考え方は効率が悪いことは阪神が最も良く知っているはずだが…。





ただし育成指名された2人を見ると、小野寺暖(大商大)奥山皓太(静岡大)ともに大学3年生から活躍を始めた遅咲きの選手で、伸び代を評価した指名と見える。ただ漠然と有名大学の外野手を指名しない所に阪神のドラフトの成長があったのかもしれない。





当然全員活躍の期待は大きい。仮に失敗しても今後に生きる積極的なドラフトが出来たという印象。






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